2013/10/26

UNTITLED 6

ここ最近で、感じ考えたことを、
今日は少しだけ書きたいと思います。


モノを作る理由って、人それぞれ色々あるだろうけれど、
もっとシンプルで良いと思うんです。

もっと言えば、前提としてある「ファッション」とか「アート」とか、
そんな言葉や概念としての枠すら何だか邪魔で、
意識の片隅にはあっても、表現の延長線上や結果論みたいな部分が、
「ファッション」とか「アート」になる、のが理想というより自然なんじゃないかって。

特に、アカデミックとかパブリックとかいう文脈なんて、正直どーでも良いんです。
そういうのは考察して語りたい人や批評したい人たちがやれば良いんです。

そもそもファッションで世界変えてやろうとか全く思わないし、
誰かの為にって気持ちも、今はあまりなくて(本当は実際あるけど)

小難しいことなんて諸々抜きにして、
今の既存の業界や固定概念なんて(知った上で)関係ないし、
それらしいテーマや言葉で補ったり塗りつぶさないで、

もっともっと素直に、その人にとっての個人的な出発点だったり、
等身大な現実と感情と向き合って色濃く産まれたモノの方が、
心揺さぶられる気がします、改めて。

何より作った本人が、自分自身のことをもっと好きになれるし、
過去も全て受け入れられる、みたいな。

巷に溢れる似たようなモノなんて、正直見たくも触れたくもありません。
表現の形式、場所、時期、ツッコミ出したらキリがないけれど、

何だか年々、心から笑ったり驚く機会も減ってきてて、
正直ほんのちょっとだけ、つまらないです。

ここまでは戒めでもあります。

ここからは近況です。


もうとっくに答えは出てるし、気持ちも変わらないのだから、
きっと大丈夫だと思うことにしました。

誰かや何かに救われたり、救ってもらえる事もあると思うけど、
結局は本当の意味で自分を救えるのは、
自分自身しかいないと思うんです。

これ以上嫌いにならないためにも、やり遂げるしかないのです。
スタート地点にすら立てていない事を、強く自覚するのです。

今までを終わらせて、
全てを振り切り、
自分自身を取り戻す。

この明けない数年間続く憂鬱が晴れる頃には、

きっと向こう側に行ける気がしています。

そんな気持ちで、個展は目下連日誠意絶賛準備中です!



P.S 最近やっとtumblerが3000POSTを越えました( ◉‿◉)✧


2013/10/14

UNTITLED 5

某学校で身に付いた、いや染み付いた、リサーチという行為を日常的に続けているのですが、

先日たまたまネットで気になった記事を辿ると、ものスゴイ懐かしい人に行き着きました!


京都大学新聞社の「セクシャルマイノリティーとボーイズラブ」を中心に、
同性愛と教育現場について研究をされている前川氏の記事↓

前川直哉 灘中学校・高等学校教諭 「日本社会と"男の絆"」(2013.05.01)


彼のWEBSITEhttp://www.geocities.jp/maekawa_00/


そう、彼こそ忘れもしない、僕が中学時代に高校受験のため通っていた

学習塾 こうゆうかんの数学の恩師なのです。

彼自身のキャラクターと相まって「前ちゃん」というアダ名で生徒たちに人気の講師で、

その教え方はとても丁寧かつ情熱的で(特にお手製の解答集が本当に素晴らしい…)

当時学年で下から数えた方が早いほど最悪な成績だった僕が、

奇跡的に第一希望の某高校に入れたのは、間違いなく彼のお陰です。

それほど教育者として、人として半端じゃない存在でした。

そして当時は本人の口からは語られず、子供ながら薄々感じるくらいしか記憶にもないのですが、

僕が人生で初めて遭遇した、同性愛者でもありました。

誤解があるとアレなので一応書きますが、特別彼が何か事件を起こしたとかは一切ありません。

ちょっとスキンシップが斬新だっただけです(笑)

ちなみに僕はノンケです(重要)←


ちょうど僕らの代で塾を離れ、地元に戻り教師になったとは聞いていましたが、

さすが前ちゃん、この人らしい研究と活動を続けられているんだなーと。

機会があったら、生きているうちにもう一度会いたいですね。

今でも尊敬している大切な恩師の1人です。


オマケ→我が母校の1つ、こうゆうかん浮間校

http://www.koyukan.jp/schoolhouse/ukima/index.php